ブラッシング指導
- 歯ブラシの毛先の長さは前歯4本分かそれ以下で、普通かやや硬めの歯ブラシを選びましょう。
- 歯ブラシはペンを持つように軽く握ります。
- 歯ブラシの毛先を歯の表面に直角にあてて小刻みに軽く動かしましょう。
- 磨き残しがないように、時々歯ブラシの先端を縦や横に向けて丁寧に磨きます。
- 歯茎も軽くブラッシングします。
- 歯と歯の間など歯ブラシだけではきれいに磨けない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することをおすすめします。
- 歯ブラシは最低1ヵ月に1回交換しましょう。
- 電動歯ブラシも虫歯や歯周病の予防に有効で、歯肉をマッサージする効果もあります。
※普通の歯ブラシも電動歯ブラシも、使い方を注意しないと歯の表面を削ってしまうことがあるので注意しましょう。
歯のクリーニング(PMTC)
歯の表面についた汚れや着色なら、クリーニングするだけできれいになります。
このクリーニングをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
=歯科医療のプロによる専用機器を用いたお口の中の清掃
ジェットポリッシャーという機械や回転ブラシなどを使って歯に水と研磨剤を吹きつけ、タバコのヤニなどの着色や汚れを落とす方法です。ブラッシングではなかなか取れない歯と歯茎の境目や歯の裏などの歯垢や歯石も取れるので、終わったあとは歯がツルツルになり、虫歯や歯周病の予防にもなります。半年に一度ぐらいで行うと効果的です。
歯石や汚れを除去した後に、歯面を磨き表面をツルツルにします。
定期検診
自分では磨けているつもりでも、ハブラシの届きにくい隙間や奥歯の周りなどをきちんと磨くことは非常に難しいため、どうしても磨き残しはあるものです。
磨き残しはそのままにしておくと、虫歯や歯周病などのお口の病気に繋がります
定期的に、歯科医院で歯石等の除去を行いましょう。
定期歯科検診に通い、生涯治療費を安く抑えましょう
生涯治療費という言葉があります。
生涯治療費とは、人生を通して支払っている支出金額の中で医療(歯科治療含む)に掛けている金額のことです。
多くの方が、「定期的検診を受けている人は何度も歯医者に通院するのだから、それだけ歯科治療費がかさんでいるはず」と考えているようですが、実際はその逆で、定期歯科検診をすることで医療費を低く抑えられることがデータからわかっています。
なぜ定期検診に通うと生涯治療費が低くおさえられるのでしょうか?
- 定期検診の際にお口のクリーニングをすることで、虫歯や歯周病になりにくい口腔環境を得ることができます。
- もし、虫歯・歯周病・口腔がんなどの病気になってしまっても、早期に発見することができるので、治療費が抑えられます。
- 逆に「虫歯ができてから歯医者に通う」という方は、通院回数も一度にかかる治療費も多くなり、結果として治療費がかさんでしまいます。
- 近年、お口の中の疾患と全身疾患に関連性があることがわかってきました。
- 全身疾患の症状が軽くなれば、それだけ治療費も抑えられます。
上記のような理由により、生涯に支払う治療費が安く抑えることがでると言われています。