ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を0.5mmほど削り、その上に薄いセラミックを張り付けてしまう方法です。
テトラサイクリンの影響などで、歯がかなり変色しているような場合に有効です。歯の形が悪い場合に、美しく整えることもできます。
CEREC(セレック)治療
セレックとは、抜けた歯の代わりに付ける差し歯や、虫歯を削った箇所に付ける詰めもの・被せものなどを自動的に製作することの出来る歯科用治療機器の名称です。
まず初めに、患者様のお口の中の三次元的なデータを撮影し、コンピュータ上で差し歯・詰めもの・被せものを設計します。
次に、セラミックでできたブロックから設計図通りの技工物を削り出し、多少の微調整をした後に、患者様のお口に付けて完成となります。
治療の流れ
左:ミリングマシーン(削り出す機器)
右:設計用機器
虫歯の部分を削ってできた溝に埋め込む詰めものを三次元的に設計していきます。
中央にセラミックでできた白いブロックを設置し、設計したデータをもとに両側から白い詰め物を削り出していきます。
左が虫歯治療前、右が虫歯治療後にセレックで制作した詰めものを付けた状態です。詰めものとはわからないくらい自然できれいな仕上がりとなります。
セレック治療の利点
1. 時間
通常の保険での治療では、虫歯箇所を削った後、型取りを行った後に1、2週間程度かけて技工物を製作します。
セレックを用いた治療は、型取りを行なったら、その場で技工物を作ることができます。
通院する回数が減りますので、患者様の大切なお時間を有効に使うことができます。
2 高い質を通常よりも
セレックはセラミック(陶器と似た組成の白くて硬い化合物)を材質に技工物を作ります。
患者様の歯の色に合わせたセラミックブロックを選ぶことにより、銀歯や保険の白い詰め物と異なり、本来の色と同じよう大変自然な歯が完成します。
3 通常よりも低価格なセラミック治療
技工士さんに作ってもらう必要がないので、その分人件費が抑えられるので、通常のセラミックを材料とした技工物よりも価格を抑えることができます。
4 金属フリー
保険の銀歯などと異なり、セレック治療では金属を使用しません。
そのため、歯茎が黒ずむようなこともなく、金属アレルギーの心配もいりません。
セレック治療の症例
治療例1
左から二番目の歯の虫歯箇所を治療後、セレックにて詰めものを作りました。